【手始めに】資格試験合格のための勉強法

 初めまして。

  PLUPと申します。

  急に思いたちブログを書くことにしました。

 

「これだけ世にブログが溢れているのだから,自分にも何か書けるのではないか。」

 と軽い気持ちで思いたち,アカウントを作ってしまいました。まさに青天の霹靂です。

 ですが,今のところ何を書けばよいのか皆目見当がついておりません。

 

 普段は多弁な方ですが,改めて自分の中には何も無ないなと意気消沈しています。

 

 勢いで始めたので明日明後日,アカウント自体を消すかもしれませんが,続けられるだけ続けていこうと思います。

 さて,手始めに司法試験合格の際に用いていた自分なりの勉強法を書いてみたいと思います。

 

 司法試験に受かったのだから,「自分は賢いんだ!」とか「勉強ができるんだ!」な

んて全く思っていません。

 …嘘です。少し…以下略。

 

 普段の私は割と「抜けている」方の部類の人間だと自覚しております(認めたくないですが。)。

 

 前置きが長くなりましたが,以下から,勉強法について書きます。この類のものは割と他のブログなんかでも紹介されていて,やりつくされている感がありますが,少しでもどこかの誰かではなくあなたの参考になればと思っています(この言い回しどっかの歌詞みたい。)。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「長期記憶」ではなく「短期記憶」を繰り返す

 人間には,短期記憶と長期記憶の2種類があるのは有名な話かと思います。

で,試験で必要になってくるのは後者の長期記憶です。

 いかに試験当日までの間に,どれだけの知識を蓄えておけるか。

 ここが重要になってきます。

 

「知識偏重は悪だ。」みたいなことをおっしゃる方もいるかもしれませんが,無から有は作れませんので,合格のための必要最低限の知識量はあるはずです。

 

 資格試験に取り組んでいる皆さんもインプットの際に長期記憶を蓄えるために日夜四苦八苦して頭を悩ませていることと思います。

 

 現に私がそうでした。

 

「先々週習ったことを忘れてる…汗」みたいなことが多々ありました(私だけかな…。)。記憶力弱いし,就職した友人は皆なんとなく社会人として楽しそうにやっているし,受験辞めようかなとかも本気で考えた時期もあります。

 

 そこで,「記憶力」を伸ばすためあの手この手を試しましたが,私は諦めました。

 というより,発想を逆転させました(誰かの助言だったかもしれませんけど。)。

 

 「記憶力が弱い。」ということを受け止め,自分の隠された潜在能力が将来突然発現するというような過度な期待を捨てよう。

 「長期記憶」にするまで何度も何度も短期記憶として記憶してみようと考えました。

 

 どういうことかと言うと,「2週間で忘れるのであれば,覚えたい事項を2週間以内に再度,目を通すようにすればいいじゃん。」と言うことです。

 

 「そんな時間あるか!」・「どれだけの記憶すべき量があると思ってんだ。」等々批判があろうかとは思います(このブログが誰かの目に触れればですけど。。。)。

 ただ,私はこれを愚直に実践して合格しました。

 

 具体的にどうやったかと言うと,覚えたい事象X(例:A消滅時効の期間はB年だ。そしてその起算点はCだ。)があるとしたら,

 まず自分で「Aの消滅時効は何年?」・「その起算点はいつ?」等の問題を作ります(紙媒体でもいいですし何でもいいと思います。)。

 そして,これを必ず,作成してから14日後のその日中にみて回答するようにしていました。

 問題は科目を問わず,受験科目全てを同時並行して作っていきました。

 

 イメージとしては,14日前に自分で作った問題をその日中に解ききる。そして,さらに14日後,14日前とそのさらに14日前に作った問題を含めて再度同様に前に問題を解ききると言う感じです。

 問題は科目を問いませんので,同じ日に,民法の「意思の錯誤」の問題,民事訴訟法の「弁論主義」に関する問題を解いた後,急に刑法の「放火」に関する問題を解いたりしていました(以下,「問題作成自己回答法」と言います。)。

 同じ日に全科目の問題数が同じくらいになるようにしていました。

 

 ちなみに私は,ヤフーカレンダー内のリマインダー機能を用いました。

 問題と回答を作成し,2週間後にメールで送ってもらうように設定していました。

 

 「問題作成自己回答法」(名前が長くて打ちにくい…汗)のいいところは,2週間の周期で記憶を更新できるので,記憶のムラがなくなり,常に一定の記憶量を保つことができるところです。

 これにより,学校等の試験直前に詰め込み,翌月くらいには記憶が減退しているというままありがちな状況を回避できますし,学校の試験に臨む際も特に焦って対策をする必要が無くなります。

 

 また,「問題作成…法」のいい点は,自分で問題を作るため,問題作成の際に理解の深化を図ることができるところです。

 漫然と基本書等を通読するより,各段に理解の幅,深さが増しました。 

 

 

 これは,あくまで私が見てきた中でですが,落ちてしまった人の中には,新しい概念や知識の獲得に向け,評判の良い教材等が新しく出たりする度そちらに飛びつく人がいました。

 

 新しいものに手を出すなと言いませんが,新しい文献を通読するのにあまり時間を割いて,「なるほど。なるほど。」,「ほう。ほう。」,「ふん。ふん。」とか言っている間に,時間はどんどん経過していきます。

 そして,その分,今まで脳の中に蓄積されていた知識はどんどん失われていきます。

 

 また,「刑法を1カ月で1周してから,次に民法に取り掛かろう。」等,記憶の混濁を恐れ各科目毎に独立して時間を設けて勉強される方もいました。

 これは人それぞれかと思いますが,「短期記憶を繰り返す。」という観点からすると,一定期間,全く特定の科目に触れない時期があると言うは良くないです。

 記憶が定着しません。

 また,「問題…法」によって,ちゃんと各定義やその知識の体系的位置づけを理解できるようになるので,1分前に刑法の「詐欺罪」の要件検討をした後に,会社法の条文操作の問題を解いても,混乱することはありませんでした。

 

 …ざっとこんな感じです。

 

 最後に,この「問題…法」は最初のうちはお手軽ですが,暫く経つと,だんだんと自分で作った問題数が多くなっていくので,終盤は,だいたい回答をやりきるだけで,平気で1日のうち3時間~4時間を費やす状況になっていたと思います。

 ですので,根気が必要な勉強法かとは思います。 

 

 以上となります。

 他にもまだいろいろかけそうですが,読者がいないとタダの独り言になってしまうので,この辺りで。

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。

 それでは,また。